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ポットオッズとは?コールに必要な勝率の求め方

ポットオッズは、コールに払う額と、コールしたあとのポットの比率です。コールに必要な勝率は コール額 ÷ コール後のポット で求まり、相手がポットの半分をベットしたときは 25% です。自分の勝率がこれを上回っていれば、そのコールは長い目で見て得になります。

計算式

コールに必要な勝率は次の式で求めます。

必要な勝率 = コール額 ÷(今のポット + 相手のベット + コール額)

たとえばポットが 100 で、相手が 50 をベットしたとします。コールに払うのは 50 で、コールしたあとのポットは 100 + 50 + 50 = 200 です。必要な勝率は 50 ÷ 200 = 25% になります。

同じことを「3 対 1」のようなオッズで表すこともあります。コールすると 150 を取りに行くのに 50 を払うので 150 : 50 = 3 : 1 で、勝率に直すと 1 ÷(3 + 1)= 25% です。どちらで考えても答えは同じなので、慣れた方を使ってください。

ベットサイズ別の早見表

相手のベットがポットの何倍かだけで、必要な勝率は決まります。ベットがポットの b 倍のとき、必要な勝率は b ÷(1 + 2b)です。

相手のベット(ポットに対して) コールに必要な勝率
1/4 16.7%
1/3 20.0%
1/2 25.0%
2/3 28.6%
3/4 30.0%
ポットと同じ 33.3%
1.5 倍 37.5%
2 倍 40.0%

ベットが大きくなるほど必要な勝率は上がりますが、ポットの 2 倍をベットされても 40% です。50% より上にはなりません。

アウツから勝率を見積もる

ドローのときの勝率は、アウツ(引けば勝てるカード)の枚数から見積もります。フロップでは見えていないカードが 47 枚、ターンでは 46 枚あるので、確率は次のとおりです。表の「ターンで」と「リバーまでに」はフロップから見た確率、「リバーで」はターンで外れたあと、リバーの 1 枚で完成する確率です。

ドロー(アウツ) ターンで リバーまでに リバーで
ガットショット(4) 8.5% 16.5% 8.7%
オープンエンド(8) 17.0% 31.5% 17.4%
フラッシュドロー(9) 19.1% 35.0% 19.6%
フラッシュドロー + オープンエンド(15) 31.9% 54.1% 32.6%

テーブルで計算するときは「2 と 4 の法則」が便利です。

  • 1 枚引くとき(ターンだけ、リバーだけ)は アウツ × 2 %
  • 2 枚引けるとき(フロップからリバーまで)は アウツ × 4 %

フラッシュドローなら 9 × 2 = 18%(正確には 19.1%)、9 × 4 = 36%(正確には 35.0%)です。アウツが 9 枚を超えると × 4 は多めに出るので、アウツ × 4 −(アウツ − 8) に直すと近くなります。15 アウツなら 60 − 7 = 53% で、正確な 54.1% に近い値です。

計算例: フロップのフラッシュドロー

フロップでフラッシュドロー(9 アウツ)を持っていて、ポット 100 に相手が 50 をベットしたとします。

  1. 必要な勝率は、早見表の 1/2 ポットで 25%。
  2. ターンでフラッシュが完成する確率は 19.1%。
  3. 19.1% は 25% に届かないので、このコールだけを見ると損になります。

「リバーまでなら 35% あるからコールできる」と考えたくなりますが、相手がターンでもベットしてくれば、もう一度払うかどうかを決めることになります。2 枚分の確率と比べてよいのは、相手がオールインしていて、これ以上払うことがないときだけです。

同じ場面で相手のベットが 1/4 ポット(25)なら、必要な勝率は 16.7% です。19.1% が上回るので、コールが得になります。

ポットオッズだけで決めないこと

ポットオッズは、コールの判断のいちばん基本の物差しです。実戦では次のことも合わせて考えます。

  • インプライドオッズ: ドローが完成したあと、後のストリートで相手から追加で取れる見込み。これが大きければ、今のポットオッズが少し足りなくてもコールできることがあります。
  • 引いても負けるアウツ: フラッシュが完成しても、相手がより強いフラッシュを持っていれば負けます。ボードがペアになれば、相手のフルハウスに負けることもあります。こうしたカードはアウツから引いて数えます。
  • 相手のハンドは 1 つに決まらない: 実際の勝率は、相手が持っていそうなハンド全体(レンジ)に対して計算します。

レンジに対する勝率は、手で数えるのが難しい部分です。ツールで自分のハンドと相手のレンジを入れて確かめると、感覚とのずれが分かります。